プロジェクトでの変化
- 匿名性回答者を保護する設計を徹底
- テナントクライアント企業ごとに分離
- リリース基盤AWS Amplify で迅速デプロイ
課題
個人は特定させない。けれど傾向は見えるようにする。ストレスチェックや組織サーベイのSaaSは、この相反する2つを同時に満たす必要があります。回答する従業員の匿名性を守りながら、人事や経営層が組織の状態を読み取れる粒度で結果を出す。設計の勘所はここに集約されます。加えて複数のクライアント企業を1つのSaaSで扱うため、テナントの分離とデータの取り扱いの境界を、最初から組み込んでおく必要がありました。
アプローチ
- 01 ストレスチェック・サーベイの業務フロー(配信・回答・集計・レポート)を整理しました
- 02 Next.js でフロントエンドとサーバーサイド処理を統合しました
- 03 AWS Amplify をホスティング・認証基盤として採用しました
- 04 データベースは Neon(クラウド型 Postgres)を選定し、Amplify と組み合わせて立ち上げ速度を確保しました
- 05 テナント別データ分離をDB設計レベルで担保しました
- 06 集計時に個人を特定できない最小単位(例: 部署×N人以上)を境界に設定しました
- 07 人事・管理者向けの集計レポート画面を、業務動線に合わせて整理しました
成功要因
- 匿名性と分析の両立
- 集計時に「最小N人」を境界に置き、個人特定リスクを設計レベルで排除しました。
- テナント分離の徹底
- クライアント企業ごとのデータ境界を、DB設計レベルから明確に分けました。
- Amplify + Neon の立ち上げ速度
- Amplifyのホスティング・認証と Neon のマネージドDBを組み合わせ、初期構築のスピードを確保しました。
- 人事業務に沿ったレポート設計
- 管理者の業務動線に合わせた集計レポートUIで、現場で「使われる」ツールに仕上げました。
ソリューション
Next.js + AWS Amplify + Neon の組み合わせで、ホスティングと認証、データ層を短期間で立ち上げました。テナントごとのデータ境界は、DBの設計そのもので分けています。集計では、個人が特定されない最小単位を境界に置きました。ここを運用ルールではなく設計で担保したのが要点です。CI/CDは Amplify に任せているので、機能追加の速度も落ちていません。