プロジェクトでの変化
- 移行の進め方一括刷新ではなく段階移行
- 取引先への影響なし(外部接続はそのまま)
- 過去データ全件引き継ぎ
- 移行後インフラ・監視・運用まで当社が継続
課題
日々の売上から共通ポイントの付与データを作り、EDI で取引先へ送る。会社の売上に直結する処理が、長年 Microsoft Access で回ってきました。動いてはいるものの、中身を分かる人が限られ、止まったときに何が起きたのかを後から追えません。作り替えたいという話は以前からありましたが、外部との接続が絡むため「全部を一度に置き換える」ことができず、手が付けられないままになっていました。
アプローチ
- 01 既存システムを読み解き、何がどう動いているかを文書に起こすところから始めました
- 02 どこを移し、どこを残すかを実装前に決め、計画書として合意しました
- 03 新旧を並行で動かし、出力が一致することを確かめてから切り替える段取りとしました
- 04 将来ここも移す、という順番まで含めて道筋を引いています
成功要因
- 全部を一度に作り替えない
- 外部とつながる部分は残し、社内で完結する部分から移しました。取引先を巻き込まずに済み、移行の影響を自社側に閉じ込められます。
- 業務を止めない
- 新旧を並行で動かし、出力の一致を確かめてから切り替える段取りとしました。切り替えの日に賭ける移行にはしていません。
- 作って終わりにしない
- 移行後のインフラは当社のサービスとしてお預かりし、監視と運用まで見ています。動き続けることに責任を持つ体制です。
- 続きを引ける状態にする
- 今回残した部分も、将来どう移すかまで含めて道筋を引きました。ここで終わりにせず、次の一手が打てる状態にしています。
ソリューション
一括で刷新するのではなく、動かせるところからクラウドへ移す進め方をとりました。社内で完結する部分は Web ベースへ移し、外部とつながる部分は既存の仕組みをそのまま残すハイブリッド構成です。取引先から見れば従来どおりで、こちらの都合で相手に変更をお願いする必要がありません。過去のデータは全件引き継ぎ、集計の連続性を保っています。新旧を並行で動かして出力が一致することを確かめてから切り替える段取りとし、業務を止めずに移行できる形にしました。移行後のインフラは当社のサービスとしてお預かりし、監視と運用まで継続して受け持っています。