シャノン合同会社(以下「当社」)は、自社プロダクト「規程ログ」の AI 連携(Model Context Protocol/MCP)を拡充し、公開済み規程の改定、承認フローへの承認申請、公開・取り下げ・再公開、組織の登録、規程の公開範囲(周知先)の指定に対応したことを発表します。claude.ai をはじめとする MCP 対応 AI クライアントから、規程の参照・ドラフト作成にとどまらず、起案から周知までの規程ライフサイクル全体を操作できるようになります。
背景
規程ログでは 2026 年 5 月以降、AI クライアントから規程・マニュアル本文の参照や改訂履歴の確認を行える構成を提供し、5 月 30 日には新しい規程・マニュアルの下書き(ドラフト)作成にも対応しました。あわせて、2026 年 6 月に承認フロー機能、7 月に組織管理機能をプロダクト本体に追加しています。一方で、AI 連携から行えるのは下書きの作成までで、そこから先──すでに公開されている規程の改定や、承認申請・公開といった確定に向けた操作、組織・公開範囲の設定は管理画面での手作業が残っていました。今回、下書きから先の確定オペレーションを AI 連携の対象に広げ、承認フロー・組織管理といった直近の機能も MCP から扱えるようにしました。
追加した操作
- 公開済み規程の改定:これまでの新規ドラフト作成に加えて、すでに公開されている規程・マニュアルの改定に対応しました。最新版をコピーした改定ドラフトを起こし、現行条文を引き継いだまま「就業規則のテレワーク手当の条文を、最新の法改正に合わせて改定して」といった編集を行えます。
- 承認申請:承認フローを有効にしているテナントでは、仕上げたドラフトをそのまま承認申請(ドラフト → レビュー)に回せます。申請時点の本文が承認対象として固定され、申請者・申請日時が記録されます。
- 公開・取り下げ・再公開:承認フローを使わないテナントでは、ドラフトをそのまま公開できます。公開すると従前の版は改訂履歴にアーカイブされます。誤って公開した規程の一時的な取り下げ(非公開)や、取り下げた規程の再公開にも対応します。
- 組織の登録:会社・部・課を階層(ツリー)として登録できます。グループ会社をお持ちの場合は、会社ごとに最上位を作成し、1 つのご契約の中で複数の会社を並列に管理できます。
- 公開範囲(周知先)の指定:規程・マニュアルの公開先を組織単位で指定できます。上位の組織を指定すればその配下にも周知され、指定しない場合は従来どおりテナント全員に公開されます。
主な利用シーン
- 法改正対応の改定を一気に起草・申請:改正内容を踏まえた改定ドラフトを AI に起こさせ、新旧の差分を確認したうえで承認申請まで。承認と公開は、担当役員が管理画面で内容を確認してから行います。
- グループ会社の組織ツリー整備:「A 社・B 社・C 社を会社として作り、A 社の下に営業部・管理部を」といった対話で、組織階層をまとめて登録。
- 規程の出し分け設定:「この安全衛生規程は工場部門だけに周知」といった公開範囲の指定を、自然言語で。
- 顧問先ごとの改定〜申請:複数テナント横断接続と組み合わせ、社労士・労務コンサルタントが顧問先ごとに改定ドラフトを起こし、各社の承認フローに申請。
- 一時取り下げと差し替え:誤りが見つかった規程を一旦取り下げ、修正版を用意して再公開、という運用を AI チャット上で完結。
承認・最終公開には人による確認を挟む
規程の確定にあたっては、AI が単独で完結しない設計を維持しています。
- 承認は AI 連携から行えません。 承認フローを有効にしたテナントでは、AI から行えるのは承認申請までで、承認そのものは承認者が規程ログの管理画面で内容を確認したうえで実施します。AI が起案から承認・公開までを一人で通すことはありません。
- 承認フロー必須の規程は、AI 連携からの直接公開ができません。 承認フローが有効なテナントでは公開操作は受け付けられず、必ず承認申請を経由します。
- 公開・取り下げ・再公開、組織管理、公開範囲の指定は管理者権限を必要とします。 書き込み許可付きの連携であっても、権限のない利用者の AI セッションからこれらの操作が行われることはありません。
権限とアクセス制御
今回追加した操作はいずれも書き込みを伴うため、「書き込み許可付きの連携」と、操作に応じた権限(改定・承認申請は管理者/編集者、公開・組織管理・公開範囲の指定は管理者)を必要とします。組織管理と公開範囲の指定は Business プラン以上でご利用いただけます。書き込みはテナント(アカウント)をまたぐことがなく、常に対象テナントのスコープ内に制限されます。誰がどの規程を改定・申請・公開したかは、従来どおりテナント単位の監査ログに記録されます。
規程ログについて
社内規程・マニュアル・労使協定の作成・改定・公開・閲覧証跡までを一元管理する SaaS。AI 取込での起案、e-Gov 連携の AI 法令レビュー、承認フロー、組織管理、監査ログの自動記録に対応し、ISMS / P マーク運用にも活用できます。詳細は公式サイトをご覧ください。
本件に関するお問い合わせ
シャノン合同会社
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